楽譜と赤い薔薇の作品について
先日、『楽譜と赤い薔薇の作品を見たのですが、あれは何ですか?』 というお問い合わせを頂きました。
ビブリオアートの中でも人気のある作品ですが、作品についてはご存知ない方も大勢いらっしゃると思うので、改めてご説明させていただきます。
お問い合わせを受けたのはこの作品です。

【作品の背景】
中世末期のイングランド国内では、1455年にヨーク公リチャードがヘンリー6世に反旗を翻して以来、血族であるランカスター家とヨーク家との間で、血で血を洗う権力闘争が続きました。
ランカスター家が赤い薔薇、ヨーク家が白い薔薇を紋章としていたので、「薔薇戦争」と呼ばれました。
この闘争に終止符を打ったのはランカスター家のヘンリー7世で、1485年に即位して新たにチューダー朝を開きました。
翌1486年にヨーク家のエリザベスと結婚し、長く対立してきたランカスター家とヨーク家は和睦しました。
【作品について】
この作品は、ランカスター家とヨーク家の同盟締結を祝福するラテン語のテキストを元に作られた歌曲を、ミニアチュール(細密画)技法によって豪華な装飾譜面に仕立て、ヘンリー8世に献呈されたものです。
カノン形式の上声部(Contratenor)2声と、同じく低声部(Bassus)2声部で一対を成す、全体で4声のダブルカノン形式をとっています。
それぞれ、ランカスター家の象徴である赤い薔薇を中心に円状の五線譜がデザインされ、歴史上最も美しい譜面の1つに数えられています。
先程のものは上声部(Contratenor)で、こちらは、低声部(Bassus)です。

単独でも見栄えがありますが、2つで一対なので、一緒に飾ってみても素敵ですよ。

音楽アートカタログはこちらです。 → http://www.bibliopoly.co.jp/music1.html
こちらのポストカードセットも人気です。 → http://bibliopoly.cart.fc2.com/ca7/82/p-r7-s/

ビブリオアートの中でも人気のある作品ですが、作品についてはご存知ない方も大勢いらっしゃると思うので、改めてご説明させていただきます。
お問い合わせを受けたのはこの作品です。

【作品の背景】
中世末期のイングランド国内では、1455年にヨーク公リチャードがヘンリー6世に反旗を翻して以来、血族であるランカスター家とヨーク家との間で、血で血を洗う権力闘争が続きました。
ランカスター家が赤い薔薇、ヨーク家が白い薔薇を紋章としていたので、「薔薇戦争」と呼ばれました。
この闘争に終止符を打ったのはランカスター家のヘンリー7世で、1485年に即位して新たにチューダー朝を開きました。
翌1486年にヨーク家のエリザベスと結婚し、長く対立してきたランカスター家とヨーク家は和睦しました。
【作品について】
この作品は、ランカスター家とヨーク家の同盟締結を祝福するラテン語のテキストを元に作られた歌曲を、ミニアチュール(細密画)技法によって豪華な装飾譜面に仕立て、ヘンリー8世に献呈されたものです。
カノン形式の上声部(Contratenor)2声と、同じく低声部(Bassus)2声部で一対を成す、全体で4声のダブルカノン形式をとっています。
それぞれ、ランカスター家の象徴である赤い薔薇を中心に円状の五線譜がデザインされ、歴史上最も美しい譜面の1つに数えられています。
先程のものは上声部(Contratenor)で、こちらは、低声部(Bassus)です。

単独でも見栄えがありますが、2つで一対なので、一緒に飾ってみても素敵ですよ。

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