児童画の域を超えたアーサー・ラッカム
アーサー・ラッカムといえば、知る人ぞ知る、英国人イラストレーターの奇才です。
独特の色使いと線描の妖艶さは、児童画の域を超えているように思えます。
例えば、『不思議の国のアリス』の1シーン「カードのシャワー」では、左のラッカムと、右のテニエルではずいぶん雰囲気が異なっていますね。

ラッカムは全体に色使いを抑えたなか、アリスの驚きようは真に迫るものがありますが、テニエルの方は、おとぎの世界そのものです。
【マザーグースの一場面、『Hey Diddle Diddle』】
ネコがフィドルを弾いて
ウシが月を飛びこえた
それ見た子犬が大笑い
お皿とスプーンが逃げ出した
【ラッカム画】

ラッカムの児童画は芸術性が高く、大人の目からも見ごたえがあります。
【コールデコット画】

一方、児童画の先駆者コールデコットでは、子供にもわかりやすく、ひょうきんに描かれています。
こうして同じ物語の挿絵を作家で見比べてみるのも面白いですよ。
ラッカムシリーズ ⇒ http://www.bibliopoly.co.jp/rackham.html
コールデコットシリーズ ⇒ http://www.bibliopoly.co.jp/caldecott.html
独特の色使いと線描の妖艶さは、児童画の域を超えているように思えます。
例えば、『不思議の国のアリス』の1シーン「カードのシャワー」では、左のラッカムと、右のテニエルではずいぶん雰囲気が異なっていますね。

ラッカムは全体に色使いを抑えたなか、アリスの驚きようは真に迫るものがありますが、テニエルの方は、おとぎの世界そのものです。
【マザーグースの一場面、『Hey Diddle Diddle』】
ネコがフィドルを弾いて
ウシが月を飛びこえた
それ見た子犬が大笑い
お皿とスプーンが逃げ出した
【ラッカム画】

ラッカムの児童画は芸術性が高く、大人の目からも見ごたえがあります。
【コールデコット画】

一方、児童画の先駆者コールデコットでは、子供にもわかりやすく、ひょうきんに描かれています。
こうして同じ物語の挿絵を作家で見比べてみるのも面白いですよ。
ラッカムシリーズ ⇒ http://www.bibliopoly.co.jp/rackham.html
コールデコットシリーズ ⇒ http://www.bibliopoly.co.jp/caldecott.html