J. グールドの『ハチドリ科鳥類図譜』
鳥類図譜といえば、J. J.オーデュボンの『米国の鳥類』がまず思い浮かびます。
この図譜は、イギリスのオークションで、印刷された書籍として1億円を超える高値が付いたことでも有名です。

【アサギアメリカムシクイ】
一方、鳥類図譜で忘れてならないのが、イギリスのジョン・ グールドです。
19世紀に活躍した博物学者ジョン・グールドは、生涯で鳥類図譜全40巻、図版総数2946枚を制作しました。

【シラヒゲユミハチドリ】
『ハチドリ科鳥類図譜』は、グールドの作品の中でも最高傑作とみなされており、一目見た瞬間からその彩色のすばらしさに魅了されます。
全5巻、360枚の図版を含む大作で、1849年から10年以上の歳月をかけて出版されました。
色鮮やかなハチドリと共に様々な草花が同時に描き込まれている点は、J.J.オーデュボンの図譜に通じるものがあります。
また、ハチドリが持つ金属的な光沢をできるだけ精密に反映させるため、グールドは一計を案じ、高価な金箔をベースとして、その上に透明なオイルとニスを塗る独自の手法を編み出しました。
こうすることでハチドリの頭部や喉の金属光沢が本物そっくりに輝いて見えます。この部分の表現にはグールドの並々ならぬこだわりが感じられます。
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この図譜は、イギリスのオークションで、印刷された書籍として1億円を超える高値が付いたことでも有名です。

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一方、鳥類図譜で忘れてならないのが、イギリスのジョン・ グールドです。
19世紀に活躍した博物学者ジョン・グールドは、生涯で鳥類図譜全40巻、図版総数2946枚を制作しました。

【シラヒゲユミハチドリ】
『ハチドリ科鳥類図譜』は、グールドの作品の中でも最高傑作とみなされており、一目見た瞬間からその彩色のすばらしさに魅了されます。
全5巻、360枚の図版を含む大作で、1849年から10年以上の歳月をかけて出版されました。
色鮮やかなハチドリと共に様々な草花が同時に描き込まれている点は、J.J.オーデュボンの図譜に通じるものがあります。
また、ハチドリが持つ金属的な光沢をできるだけ精密に反映させるため、グールドは一計を案じ、高価な金箔をベースとして、その上に透明なオイルとニスを塗る独自の手法を編み出しました。
こうすることでハチドリの頭部や喉の金属光沢が本物そっくりに輝いて見えます。この部分の表現にはグールドの並々ならぬこだわりが感じられます。
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